Living Legends

Living Legends
カリフォルニア自主制作精神筆頭

Living Legendsは、録音から発表、ツアーから運命までを自分たちでコントロールしている、米国で最もインディペンデントな創作者たちの集団である。Sunspot Jonz、Luckyiam.PSC、Grouch、Eligh、Murs、Bicasso、Aesop、Arata、Scarubが中心となり活動している。オリジナル・メンバーに加えて、世界中にextended familyを持つ (ご存じ、中目黒薬局のDJ Quietstormもファミリーの一員として知られている)。
Living Legendsは、BFAP(Sunspot Jonzに改名)とPSC(Luckyiam.PSCに改名)によって90年代初期に結成されたグループ=Mystik Journeymenが母胎となって形成されたアーティスト集団である。Mystik Journeymenは、イースト・オークランドの4001 San Leandro Streetという場所で不定期的にロフト/ハウス・パーティ・スタイルのライブ・ショウを開催し、94年頃までには地元オークランドの顔役になっていた。彼らは95年にGrouchという、後にクルーの支柱となる逸材を発掘し、ヨーロッパ・ツアーを敢行した。一方で、1993年よりロサンゼルスで神出鬼没の活動をしていた謎のグループ=Log Cabinの中核メンバーであったミッド・シティの3 Melancholy Gypsys (Murs, Scarub & Eligh)は、Log Cabinの消滅と共に活動を休止していた。彼らは別々の運命を辿りながらも、ベイエリアで再びLiving Legendsとして活動を再開する(ScarubがLiving Legendsに正式に入ったのは99年)。また、Bicassoや、フレズノから来たAesop、大阪から来たArataなどが、ベイエリアでLiving Legendsのクルー・メンバーになった。 1996年に8人の個性によって結成されたクルーは、Outhouseと呼ばれるウェアハウスで共同生活を始めたが、創作活動はソロ、またはMystik Journeymen、3MG、CMA(Grouch & PSC)、G&E(Grouch & Eligh)といったグループでの活動が殆どで、メンバー全員が真剣に取り組んだクルー・アルバムは2000年に発表した"Almost Famous"が最初である。日本では、CMA、Murs、Elighらが99年にそれぞれアルバムを発表し、Shing02らと共に伝説的なライブを繰り返した。2000年に、Living Legendsは活動の拠点をオークランドからLAに移した。元々メンバーの半分はLA出身というのもあるが、インディペンデントで続けるにも更なる飛躍/良いチャンスが必要となったからである。
Living Legendsは、類まれなる詩の才能、独創的な個性と音、そして爆発的なライブ・パフォーマンスで、アメリカの地下シーンで最強のアーティスト集団となったLiving Legendsは、更なる進化を遂げるだろう。それが、"Almost Famous"のフォロー・アップ・アルバムとなる"Classic"で証明される。2005年にはClassic全米ツアー、ヨーロッパ・ツアーを敢行。