Shing02 photo by Aaron Yoshio

Shing02(しんご・つー)
環太平洋を拠点に活動するMC / プロデューサー。これまでに「絵夢詩ノススメ」「緑黄色人種」「400」「歪曲」を発表し、発案したfaderboardを取り入れたKosmic Renaissanceなど、国内外の競演を重ねながら、現代音楽としてのヒップホップを体現する。近年は「FTTB」「LIVE FROM ANNEN ANNEX」シリーズを発表、DJ $HINとアルバム「1200 Ways」をリリースし、日本語盤の「有事通信」も控えている。2015年は短編四作目となる「The Divider」、22分の大作「日本国憲法」もネットで公開した。
Shing02 「400[甦]」 CD: MJCD-054 (6/09, 2010)
新熟気鋭のビートメイカーの手によりShing02の名盤「400」、八年を経てここに再生。 音源をオーバーホール、ニュータイプ仕様のヘッドフォンミュージック。Shing02がこれからも紡いで行く楽曲の布陣にとって、黄泉還った四百がいかなる布石となるか。

Shing02 日本語アルバム「歪曲」 CD: IDCM-1045 (MJCD-045) (6/18, 2008)
Shing02 「歪曲巡礼」ドキュメンタリー DVD: MJCD-051 (8/12, 2009)
Shing02 歪曲インストゥルメンタル+解説「歪曲楽集」 CD: MJCD-047 (2/18, 2009)

6年の制作期間を経て完成。2008年6月18日、遂に全国公開となる。Shing02が歪曲した社会に叩き付ける、究極の人源サンプリング集。

"歪曲新来" CDS: TOCT-4656 (2/25, 2004)
"泳遠 / ANOI" CDS: MJCD-039, 7" (45): MJ-0065 (5/26, 2006)

"歪曲新来"は、歪曲プロジェクトの序章とも言える新来~"音、言、揺"の三部作。"泳遠 / ANOI"は「歪曲LP」の先行シングルで、5/26/2006に発表。現在「歪曲LP」録音中、2008年発表予定。

Shing02 + DJ A-1 "2005" 12": MJ-0063 (8/30, 2005)
<有事通信社>から届いた怪文書。日頃の政治的・社会的鬱憤をはらす渾身の一撃は、現在制作中のアルバム「歪曲」とは真逆なベクトルとも言える。既にe22.comで試聴可能なこの曲だが、ミキシング、そしてマスタリングによって、重低音・大音量指定のアナログ化に成功。DJ A-1とのEPに先駆け放たれる12inchシングル。produced & scratches by DJ A-1 (8/30, 2005 有事通信社 発)。現在、06アップデート・バージョンを配信中。 http://www.e22.com/

DJ Top Bill "Prelude To One Dollar Store" features Shing02 ENHANCED CD: MJCD-037 (9/30, 2005)
DJ Top Bill + Shing02 "Avatar" 12": MJ-0061 (6/10, 2005)

カリフォルニア・ベイエリアで長年共に活動してきたコンビ、DJ Top BillとShing02は、Top Billのソロ作品集でも共演を果たしている。"Sun In The Baycement"や"Follow Me"などは、もともとTop Billが自主製作していた"Top Billion Dollar Breaks"というミックス・テープの為に作っていた。2005年に録音した"Avatar"は、"Prelude To..."の発表を念頭に作った会心作。
DJ Top Billのページ

"Shing02 Limited Express Mix" by DJ Icewater MIXED CD: TOCT-25185 (9/18, 2003)
これは、shing02の1997年から2002年までに発表されていたアナログ・レコードを使って、DJ Ice Waterがマスター・ミックスしたミックスCD。"それでいこう"に始まり、"絵夢詩ノススメ"、"Pearl harbor"、"緑黄色人種"、"My Nation"、"400"などから曲をチョイスし、ブレンド、スクラッチ、ミックスを施した作品。レアなb-sideから、まさかのブレンドまで。"400"以降のファンにはオイシイ一枚でしょう。限定版。

"400 lp" CD: MJCD-022 / 3LP: MJLP-018 (2/22, 2002)
"400 lp Instrumentals" CD: MJCD-024 / 3LP: MJLP-019 (5/03, 2002)
"44k, Yukoku rmx" CDS: MJCD-026 / 12": MJ-0054
"400" CDS: MJCD-018 / 12": MJ-0047

"400" は、2001年にshing02が企画したイベント、"Music Planetarium" @ Liquidroom などで披露された詩。彼がアカペラで歌い出すと、ファンは皆、物音一つたてずに彼のメッセージを聞き入ってのだ。lpは、全編通して強いメッセージが織り交ぜられ、"緑黄色人種"とは違ったアプローチだが生命力溢れる一枚。2001.9.11 テロ直後に書かれた"憂国"は、人類への普遍的なメッセージだ。ライブではお馴染みの "旋毛風" もこのアルバムの収録曲。

Shing02 & Terracotta Troupe XGND "My Nation" cdep: MJCD-019 / ep: MJ-0048 (11/28, 2001)
"My Nation"は、当時Dry & HeavyのベーシストであったHeavy=秋本武士氏(現・Rebel Familia)と杯を交わしたShing02が、Dry & Heavyと共に録音した英語詩の曲である。cd、アナログ共に、Dry & Heavyが演奏しているバージョンのほかに、Terracotta Troupe XGNDによるバージョンも収録。s02英語詩の代表的な作品である。2002年に富士ロックフェスティバルに出演したShing02は、Heavy氏がバンドマスターを務めたHeavy Mannersというリズム・セクションとともに、この曲を披露した。

Shing02 / Doc Maxwell / Dose One / Kirby Dominant "Confessions (of three men)"
on "Tags of the Times 3" CD: IDCM1023 / 3LP: MJLP-015

Mary Joyのコンピレイション・シリーズには三度目の参加。"Confessions (of three men)" は、彼が演劇のスタイルを初めてラップに取り込もうとした意欲作。道化役に、AnticonのDose Oneを起用し、演劇家でもあったKirby Dominantと、Doc Macとのトリオでストーリーをラップしていく。11分という長編だが、とても斬新な曲だ。Doc Maxとは、現在、プロデュース・チーム The Knocksとしても活動中。


"緑黄色人種" (第二版) 2CD: MJCD-030 / 12": MJ-0058
"number thirteen reprise" 12": MJ-0058
"別冊緑黄色人種" inst. cd+photo book; MJCD-016 (9/29, 2001)
"緑黄色音楽" (inst. break beats) 2LP: MJLP-012 (6/02, 2000)

"緑黄色人種"は、1999年秋に初回盤が発表されてから増販すること数回。"緑黄色人種" プロジェクトは、ビートの骨組みだけを収録したdj用のブレーク・レコード "緑黄色音楽" と、"緑黄色人種"のインストにさらに楽器などを加えたcdに、ボーン氏の写真集をつけた "別冊緑黄色人種" の、三部作として発表された。2000年の日本ツアーの際に広島と東京でだけ披露された 'No.13' のリミックス・バージョンを、2002年秋に新たにスタジオ録音し、ボーナスとして加えた第二版は、2003年からリリースされ、現在も発売中。

Shing02 "Ecdysis / 脱皮" 12": MJ-0029 (7/26, 1999)
日本発・国際的なラップ・コンピレイション・アルバム "Tags Of The Times 2" 収録の英語詩 "Ecdysis" と、DJ Kenseiのmix cd "Cuts Of The Times 2.3" とアナログ用に撮り下ろした日本語バージョン "脱皮"。アグレッシブで実験的なビートをベースに、過去の自分から脱皮しパワーアップする過程を詩にして乗せている。彼は、"絵夢詩ノススメ" から "脱皮" を経て "緑黄色人種" へと進化した。

第二版 SHING02 : DJ $HIN - "PEARL HARBOR/JAPONICA (10th Anniversary Edition)" CD: MJCD-043 (12/07, 2007)
1998年12月発表の "PEARL HARBOR / JAPONICA" EP を再編集。インスト+アカペラも完全補完。新たに三つの編曲を補充し、内容と音にアップグレードが施された第二版として再登場(12/7, 2007 第二版・再発)。新たに録音された Shing02 "PEARL HARBOR (10th Anniversary Redux)" 第三バースや、"JAPONICA REJUVE:NATION" のリメイク曲、"JAPONICA AUREUS" など、聞き所の多い 10th Anniversary Edition 10周年・第二版である。

第二版 "Cuts Of The Times 1" mixed by DJ Kensei CD: MJCD-044 (03/21, 2008)
真鮮組 (Shing02 + Mikidozan) feat. Murs "それでいこう / blank paper" 12": MJ-0021 (oct. 1997)
El-P, Murs, Shing02, Yeshua Da Poed "A Day Like No Other" (Freestyle) 12" (nov. 1997)

真鮮組による "それでいこう" は、コンピレイション "Tags Of The Times" 用に撮り下ろしされたShing02初期の作品である。"仁義なき個人技..." から1stバースは、ライブの登場で多用された。Shing02は、Living LegendsのMursとともにNYのスタジオで行われたフリースタイル・セッションに参加。ベイエリアの底の高さを見せつけると共に、日本語と英語というバイリンガル・スタイルでのフリースタイルを披露した ("A Day Like No Other")。
(追記)長らくカタログ落ちしていましたが、第二版発行しました。DJ KenseiさんのMix CD "Cuts Of The Times 1"と"Tags Of The Times 1"の二枚組みです。

"絵夢詩ノススメ/Evolution of the MC" CD: MJCD-031 (12/22, 2003)
"東京の通り/ギガバイト" CDS: MJCD-013 / 12": MJ-0034 (9/08, 2000)
Shing02 "日本性事情/帝國ニ次グ" CDS: MJCD-009/ 12": MJ-0023 (2/22, 1998)

MC Shing02の処女作。これより後に作られた "緑黄色人種" や "400" とは発表が前後してしまったが、元々は98年に発表する予定だったプロジェクト。オリジナルepの曲は1996年に録音された(歌詞はshing02が10代の時に書き上げていた)。Bas-1がプロデュースを担当。その後、97年から98年にスタジオで録音された "先制口撃" や "一揆"、"東京の通り -23時59分リミックス-" などを含む "s02 初期作品集" として、2003年に正規cdリリース。