Description :
カリフォルニア自主制作精神筆頭＝Living Legendsの最年少トリオ＝3MG（スリー・メランコリー・ジプシーズ）の一角、Scarub (スキャラブ)が、前作"Heavenbound"より3年半ぶりとなるソロ・アルバムを完成させた。間にVeryとのデュオ＝「Afro Classics?」や、リビング・レジェンズのクルー・アルバム"Almost Famous"等の発表、そしてLiving LegendsやDefinitive Juxのツアー参戦と、なかなかソロ作品を発表するチャンスが無かっただけに、スキャラブ・ファンには待望のリリースとなるだろう。
2001年発表の"Afro Classics?"同様、本作も全てセルフ・プロデュースによる。歌詞もビートも、自由度の高いLAアンダーグラウンド・シーンにおいて、独創性でずば抜けたセンスを持つ彼のフロウ、そしてリリシストとしての才能をたっぷりと堪能出来るだろう。同じグループのイーライも又、プロデュースとMCと二役をこなすアーティストだが、ScarubとElighの二人は詩においてもビート制作においてもかなり近いセンスをしている。しかし、Scarubのビートは、よりソウルフルで、ブラック・ミュージックとしての色が濃く、個人的に新しい感覚を覚えている。LAのMC連中も素晴らしいアルバムと声を揃えるScarubの最新作、そして今後の3MGの動きをお見逃し無く。